うつカフェ こころについて
広島の精神障害者の自助会「うつカフェ こころ」では茶話会を中心に活動しています。
心がつらいな、と感じたとき、無性に苦しかったり、不安でたまらないとき、やるせないとき、誰かと話したいときなどありませんか?
「死にたい」「1人でいると孤独や不安が押し寄せてくる」「自分なんて生きている価値がない」 「生きることに疲れた」「自分を責めてしまう」「何もしたくない、気分が沈む」「家族や友達がいても負担をかけてしまうと心配で話せない」「誰にも言えない、苦しい」「病気のことを話せる人がいない」
そんな気持ちを一人きりで抱え込んでいませんか?
誰にも言えなかったり、共感してもらえなかったりするとこころがしんどくなるのではないでしょうか。
私がそうでした。先が見えない、答えが分らない、もがきながら彷徨っていました。気分障害があり、病気がいつ治るのかわからない、仕事も続かない、いつ働けるようになるのか、将来どうしたらいいのわからない。負の感情に影響され、ずっと不安で仕方なかった。助けを求めるがありきたりな答え、心無い声しか返ってこないことへの虚しさ。「何に困っているの」「命の大切さがわかっていない」「生きてたらいいことあるよ」「もっと大変な人もいるよ」といった、まったく心に響かない言葉の群れ。やるせなさ。自分の無力さ、どうにもならないことへの絶望感を感じていました。不完全な自分が許せず、自分とは違う誰かになろうとしてた時期もありました。
自分が自分で無くなる感覚が怖い、不安や恐怖に押しつぶされそうで、寂しくて、心の中で、『私はここにいるよ』とずっと叫び続けていました。苦しかった。どうすることもできなかった。その苦しみは今も私の中にあります。
私にできることは限られているかもしれません。浅はかな理解も間違った言葉も沢山吐いてしまします。現実を解決するのが難しくても、皆さんと共に歩いていきたい、共に時間を過ごしたい、共に居る居場所を作りたいと思っています。
うつ病や気分障害、統合失調症、パニック障害、不安障害、適応障害、発達障害などの様々なこころの悩みをお持ちの方や病院に通っていない方、診断がなくて漠然とした生きづらさを感じている方が、気持ちを誰かと分かち合い気軽にカフェに行く感じで安心してお話ができるこころの居場所を作りたいと思い、うつカフェ こころを開催しています。一般的に重いと受け取られがちな内容でも気軽に話せる場所の必要性を感じます。
もしかしたらお互いに体験を共有することで何か気づきが得られることや、こころにゆとりができることもあるかもしれません。
うつカフェでは社会の規範や常識に囚われることなく、皆さんが感じているそのままの気持ちを安心して話せる場でありたい、「死にたい」も優しく頷き合える場でありたいなと思っています。その日の会によって雰囲気やメンバーが違うことがあり、深い悩みを語り合うこともあれば、時にはたわいもない雑談や、ほっとする話題で盛り上がることもあります。
自助グループという名称ではありますが、参加者一人ひとりが、自分のペースで、お互いに助け合えるような会になれたら良いなと思っています。うつカフェ こころでは皆さんが安心して、ほっと一息つける。そんな温かい居場所を目指しています。ほっとできる居場所として、この集まりに参加していただけたらと思っています。